サンダー:第四世代バトレボシングルの単体考察

サンダー

サンダーは、バトレボ環境では、幅広く柔軟に戦えるポケモンとしての役割を持っています。3世代環境では、エースとしての立ち位置が強かったのですが、4世代はオールラウンダーな使い方が一般的です。

 

基本型
臆病、控えめ、図太い、穏やか

 

臆病 H228D172S108(拘り眼鏡ラティオスの流星群耐え、命の珠ゲンガーのシャドーボール最大乱数2連以外耐え、最速ギャラドス抜き)

 

控えめ H252B148C108(ジャポの実込み熱風でマンムー確定、ガブリアスめざめるパワー氷で確定(C20振り以上で)、拘り鉢巻ガブリアスの意地っ張り逆鱗耐え)

 

図太い H252B248C4D4 (陽気ガブリアスの逆鱗最大乱数2連以外耐え)

 

穏やか H176C4D252S76(拘り眼鏡控えめヒードランのオーバーヒート+砂嵐を乱数2つ切って耐え、準速ヒードラン抜き)

 

個体値は30-10-30-31-31-31 Hが31のめざ氷理想個体が存在しないため、この配分になっている

 

たべのこし、オボンの実、ラムの実、ジャポの実、光の粉、綺麗な抜け殻

 

選択技
10万ボルト、放電、めざめるパワー氷、熱風、とんぼ返り、電磁波、羽休め、寝言

 

選択技
10万ボルト:メインウエポン。幅広いポケモンを遂行するための技。
放電:メインウエポン。10万ボルトとの選択。追加効果が強いため、選択技となる。
めざめるパワー氷:ガブリアスを牽制するための技。持っていないと何度も繰り出されるため、優先度は高い。
熱風:ハッサムの遂行、ユキノオー、ジバコイル、マンムーの牽制に使用する。
とんぼ返り:ソーナンスから逃げる際に使用する。
電磁波:羽休めと組み合わせたり、先発で麻痺を撒きたい場合に使用する。
羽休め:耐久型として使用する場合は、優先度が高い技。
寝言:クロバット、ゲンガー、メガヤンマ、ドータクンを見ることが出来るので優先度の高い技。

 

たべのこし:耐久力をより安定させる場合に使用する。羽休めとの相性が良い。
オボンの実:羽休めの選択回数を減らすことで、負担をかけやすくする。
ラムの実:催眠術ポケモンに強くする場合に使用する。
ジャポの実:ガブリアス、マンムーを先発で処理したい場合に使用する。
光の粉:催眠術の命中率を下げる。羽休めとも相性が良い。
綺麗な抜け殻:ソーナンスに処理されたくない場合に持たせる。

 

基本型のサンダーは、拘らずに柔軟に動けるようにした型です。性格と持ち物で使い方が変わるため、パーティに最適な型を採用しましょう。

 

身代わり守る型
臆病 H92S252C164
たべのこし
確定技
どくどく、守る、身代わり
選択技
雷、10万ボルト、放電

 

確定技
どくどく:身代わり、守ると合わせて定数ダメージで攻める。
身代わり:サンダーの耐久力と身代わりの相性が良い。
守る:どくどく、たべのこしと合わせてターン数を稼ぐ。

 

選択技
雷:ハッサムを2発で倒したい場合に使用する。
10万ボルト:安定したウエポン。1番汎用性が高い。
放電:どくどくの効かない鋼タイプなどを麻痺させて身代わりで起点にする。

 

流し性能が高いため、身代わりを貼りやすい。高速ポケモンも呼ぶが、どくどくを入れて守ることで定数ダメージを蓄積させることが出来る。

 

拘りスカーフ型
臆病、控えめ CS252D4
拘りスカーフ
確定技
10万ボルト、めざめるパワー氷
選択技
熱風、とんぼ返り、寝言

 

確定技
10万ボルト:メインウエポン。一貫性が高く、等倍を取りやすい。
めざめるパワー氷:ガブリアス、ドサイドンなどを牽制する技。

 

選択技
熱風:ユキノオー、ジバコイルなどを牽制する技。ライコウにも蓄積を入れることが出来る。
とんぼ返り:不利対面で使用する技。先発で不利対面であれば、とんぼ返りをしてゲームメイクする。
寝言:クロバット、ゲンガー、メガヤンマ、ドータクンに強くなる技。

 

拘りスカーフを持ったサンダーは、高い素早さから電気技を一貫させる性能に優れています。安定した火力を持っているので、使用しやすいポケモンです。

 

構築アドバイス
サンダーは、バンギラス、ライコウなどが厳しいため、メタグロス、ハッサム、バンギラスなどと相性が良いです。サンダーは低速ポケモンと組むことが多いので、パーティが遅くなりすぎて、ガブリアスなどに負けないように気をつけましょう。

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ガブリアス
ガブリアスは、第四世代で登場した最強のポケモンです。第三世代までの環境を全て破壊してしまうほど強力な存在となっています。型の幅広さもガブリアスの強さの1つとなっています。
バンギラス
バンギラスは、特性砂起こしにより定数ダメージ、特殊耐久が1.5倍になります。前作までのカビゴン環境の崩壊や、エスパータイプなどを環境から消しているポケモンです。
ゲンガー
ゲンガーは、高い素早さから催眠術を使用することが出来るポケモンです。攻撃技の範囲も広く、シャドーボールと気合玉でほとんどの範囲を見ることが出来ます。また、素早さがガブリアスより早く、特性で地面技を無効に出来るため、構築に組み込みやすいポケモンとなっています。
ヒードラン
バトレボ環境で新たに登場したポケモンです。バトレボ環境は、ガブリアスを筆頭した、ドラゴン環境になっているため、相対的に鋼タイプも強力な存在になっています。その鋼タイプミラーに対してヒードランが強いため、最上位のポケモンとして君臨しています。
ハッサム
ハッサムはパーティ内の潤滑油的な役割を持つポケモンです。羽休めと、とんぼ返りの技の組み合わせで、様々な盤面を往なすポケモンです。また、剣の舞で全抜きを狙うことも出来ます。
ギャラドス
ギャラドスは、バトレボ環境でも3世代後期環境に引き続き、全抜きを狙うポケモンです。繰り出し性能が高く、サイクル戦でも使用出来るため、様々な構築に組み込むことが出来ます。
メガヤンマ
メガヤンマは、バトレボ環境ではゲンガーと並ぶ高速催眠ポケモンです。ゲンガーよりもさらに攻撃的な性能のポケモンで、一度決定力を発揮したら、一気に勝ちが近づきます。
スイクン
スイクンは、高種族値で無駄のない配分のポケモンです。タイプは水単なため、安定した性能を持っています。
ソーナンス
ソーナンスは、バトレボ環境ではガブリアスを処理するポケモンとして使われます。また、ラティオスにも有利を取ることが出来ます。特性により、サイクル戦を無視して戦えるため、唯一無二の存在となっています。
ドータクン
ドータクンは、ガブリアス流しで最高峰のポケモンです。耐性と特性が優秀なので、様々なポケモンを流すことが出来ます。
ラティオス
ラティオスは、3世代環境から引き続き最強のポケモンです。バトレボ環境での決定力は、物理はガブリアスの逆鱗、特殊はラティオスの流星群が基準となっています。拘り眼鏡ラティオスの流星群を耐えれないポケモンは、行動すら許されないことになります。
ライコウ
ライコウは、ゲンガーより素早さが早く、サンダー、スイクンなどの環境上位ポケモンに有利を取れるポケモンです。ライコウは、有利、不利が明確で、行動はシンプルになります。
メタグロス
メタグロスは、大爆発による1:1交換の性能がメインのポケモンです。半減出来るタイプも多いため、後発から繰り出して使用することも出来ます。
ドサイドン
ドサイドンは、HP、攻撃、防御の種族値が高く、物理タイプであれば、ハードロックにより、弱点を突かれても打ち勝つことが出来ます。特殊にも弱いですが、電気タイプには強いので、スイクンなど一部のポケモンになります。
クロバット
クロバットは、最速の催眠術使いです。種族値に無駄がなく、耐性が優秀で耐久力も高いため、行動は安定しています。反面、攻撃能力に乏しいので、序盤から試合展開を行なって、中盤で切り捨てる使い方が一般的です。
ユキノオー
ユキノオーは、種族値は低いですが、優秀な耐性と天候の霰、幅広い攻撃範囲で戦うポケモンです。物理、特殊、補助技が一通り揃っているため、幅広いパーティを崩すことが出来ます。
ボーマンダ
ボーマンダは、4世代環境では最強の崩しポケモンとして存在しています。しかし、63対戦では選出の関係上、釘付けが出来てしまうため、ボーマンダの崩し能力が発揮しにくいところがあります。
キノガッサ
キノガッサは、種族値は低いですが、キノコの胞子と特性のポイズンヒールが強力なポケモンです。
マンムー
マンムーは、繰り出し性能は皆無ですが、対面性能は高いポケモンになります。ドータクンなど一部のポケモン以外では、流すことが難しいので、有利対面を取ることが出来れば試合の流れを作り出せます。
ミロカロス
ミロカロスは、高耐久水ポケモンとしての役割を持っています。しかし、3世代環境よりも火力が上がってしまったため、純粋に受け出しすることは難しくなりました。バトレボシングル環境では、催眠術と自己再生を持ったエースとしての役割を持っています。

 
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