役割理論からパーティを分類

パーティの分類:役割理論

ポケモンのパーティの分類について書きます。ポケモンのパーティで有名な分類では、対面構築、受けループなどがあります。対面構築とは、役割理論では潰し主体の構築となり、受けループは、役割理論では受け主体の構築となっています。役割理論については、以下のページを参照してください。

 

まず、構築を分類するにあたって、役割理論での役割に該当するか、該当しないかで分類することが出来ます。

 

役割理論に該当する構築は、受け、流しが主体となった構築です。役割理論に該当しない構築は潰しが主体となった構築です。受け、流しが主体となったパーティをサイクル構築、潰しが主体となった構築を対面構築と呼びます。

 

役割理論パーティ
サイクル構築
サイクル構築には、大きく分けて2つの種類があります。受け構築、流し構築です。受け構築は、一般的に受けループと呼ばれており、流し構築は、サイクルパーティと呼ばれています。

 

受け構築(受けループ)
役割理論で定義された受けを行うパーティです。受けループは、選出した3匹のポケモンが全て受けである必要性があります。受け+受け+流しの組み合わせでは、流しの部分から崩されるから、受けループにはなりません。

 

流し構築(サイクルパーティ)
役割理論で定義された流しを行うパーティです。サイクルパーティは、選出した3匹のポケモンが全て流しである必要性があります。流し+流し+潰しの組み合わせでは、サイクルが成立しなくなるので、サイクルパーティにはなりません。

 

役割理論に該当しないパーティ
対面構築
役割理論に該当しない構築は、役割理論では潰しと定義されるため、こちらに該当します。一般的な意味での対面構築だけでなく、天候パーティなどもこちらに属します。サイクル戦を放棄して、潰しで戦う構築が全て入るので、範囲がとてつもなく広くなります。世代を分けずに並べてみると、大爆発パーティ、電磁波起点構築、積みサイクル、天候パーティなど様々なパーティがあります。このように幅広くパーティが存在しますが、役割理論では定義されていません。理論の限界で、これらをまとめるためには、また別の理論が必要となります。

 

以上のように大きく分類することが出来ます。ここで書いたことは、理論上の話であり、実際の構築では、理論とは大きな乖離があります。例えば、受けループの要素に、対面構築の要素を組み合わせて使うことでパーティを強くすることが出来たりします。受けループと言えども、サイクルの3匹が全て受けポケモンで構成されていないようなパーティも存在します。理論通り、純正のパーティでは、太刀打ち出来ないため、ここに書いている受け、流し、潰しの要素を組み合わせてパーティを組むことが必須となっています。しかし、パーティの分類を系統的にまとめるために、役割理論は大切となります。

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役割理論
役割理論は、ポケモン対戦で負けないための理論です。
指数について
決定力指数は、攻撃力の指数となります。計算方法は、攻撃力の実数値×技の威力×持ち物の補正です。 陽気A252振りのガブリアスに拘り鉢巻を持たせた時の逆鱗の指数は、182×180×1.5=49140 となります。 耐久力指数は、耐久力の指数となります。耐久力は、物理の耐久力と特殊の耐久力があります。指数の計算式は、HPの実数値×防御の実数値÷0.411 です。

 
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