ハッサム:第四世代バトレボシングルの単体考察

ハッサム

ハッサムはパーティ内の潤滑油的な役割を持つポケモンです。羽休めと、とんぼ返りの技の組み合わせで、様々な盤面を往なすポケモンです。また、剣の舞で全抜きを狙うことも出来ます。

 

基本型
意地っ張り、腕白、慎重

 

意地っ張り H252B148D60A44S4(陽気ガブリアスの地震2発耐え、拘り眼鏡ラティオスの流星群1.5耐え)

 

意地っ張り H252B252D4(意地っ張りガブリアスの地震2耐え、とんぼ返りで209ガブリアスの身代わり破壊)

 

わんぱく H252B148D60A44S4(意地っ張りガブリアスの地震2耐え、拘り眼鏡ラティオスの流星群1.5耐え、とんぼ返りで209ガブリアスの身代わり最低乱数以外破壊)

 

慎重 H252D156A68B28S4(拘り眼鏡ラティオスの波乗り2発耐え、とんぼ返りで209ガブリアスの身代わり破壊)

 

テクニシャン
オボンの実、オッカの実、ラムの実、カゴの実、たべのこし、ホズの実
確定技
バレットパンチ、とんぼ返り、羽休め
選択技
剣の舞、虫食い、電光石火、追い打ち、馬鹿力、どくどく、寝言

 

確定技
バレットパンチ:打ち合い用のメインウエポン。終盤戦に使えるので必須。
とんぼ返り:サイクル戦用のメインウエポン。遂行しつつ、不利対面を避け、ダメージを蓄積させる強力な技。
羽休め:ハッサムは、補完枠として組み込まれているため、HP管理が重要。

 

選択技
剣の舞:終盤の打ち合い用で使用する。優先度は高い。
虫食い:打ち合い用の技。とんぼ返りで済むことが大半。
電光石火:終盤の打ち合い用だが、この型の火力では範囲が狭い。
追い打ち:サイクル戦でラティオスなどに蓄積を入れない場合に使用する。
馬鹿力:ヒードランを牽制する技。
どくどく:羽休めと組み合わせて使用する。火力の低いポケモンを対面で処理することも可能。
寝言:ドータクンに繰り出す時に使用する。

 

持ち物
オボンの実:羽休めを選択せずにとんぼ返りでサイクルを回したい場合などに使用する。
オッカの実:1番優先度の高い持ち物。ガブリアスに対して安定してとんぼ返りを選択出来る。
ラムの実:ゲンガーに対して強くなる持ち物。
カゴの実:ラムの実が余っていない場合。ゲンガーの鬼火が怖いため、ラムの実を優先したい。
たべのこし:羽休め連打時の耐久力を高めたい場合に使用する。
ホズの実:メタグロスの大爆発を受けて羽休めで回復したい場合に使用する。

 

基本型のハッサムは、とんぼ返りと羽休めで試合を構築するポケモンです。HP管理をしながら回すことになるので、丁寧な立ち回りが必要になります。

 

拘り鉢巻
意地っ張り HA252S4、AS252B4
テクニシャン
拘り鉢巻
確定技
バレットパンチ、とんぼ返り
選択技
電光石火、虫食い、馬鹿力、追い打ち

 

確定技
バレットパンチ:メインウエポン。等倍は広範囲を確定2発で落とすことが出来ます。
とんぼ返り:メインウエポン。有利対面で選択して、試合展開を一気に有利にする。

 

選択技
電光石火:電気、水タイプなどに等倍打点を持てる。
虫食い:終盤にドータクン、スイクンなどと打ち合う際に使用する。
馬鹿力:ヒードランを牽制する打点。交換読みが決まれば、一撃で落とすことが出来る。
追い打ち:ラティオスを処理するための技。

 

拘り鉢巻を持たせて崩しと打ち合いに特化した型です。繰り出せる回数は1回だけのポケモンですが、有利対面を上手く作れば複数回動くことが出来ます。

 

命の珠型
意地っ張り HA252S4 AS252B4
テクニシャン
命の珠
確定技
バレットパンチ、虫食い、電光石火、剣の舞

 

確定技
バレットパンチ:メインウエポン。剣の舞を使用して、広範囲を1撃で倒すことが出来る。
虫食い:居座りを前提とした型なので、とんぼ返りは使用しない。
電光石火:剣の舞を使用して、電気タイプなどを2発圏内で倒す。
剣の舞:この型は、剣の舞を選択してから全抜きを狙う。

 

命の珠型は、抜きエースとしての運用です。サポートや、サイクル戦を行ってから、剣の舞を積んで全抜きを狙います。ヒードランがいる場合は全抜きを狙えないので、パーティ単位で工夫が必要となります。

 

構築アドバイス
優秀な耐性を持っているので、耐性を補完し合う、ラティオス、ガブリアスなどと相性がいいポケモンです。基本型であれば、崩しは裏のポケモンに任せることになるので、相手のパーティを崩す方法を考えてパーティを組みましょう。

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ガブリアス
ガブリアスは、第四世代で登場した最強のポケモンです。第三世代までの環境を全て破壊してしまうほど強力な存在となっています。型の幅広さもガブリアスの強さの1つとなっています。
バンギラス
バンギラスは、特性砂起こしにより定数ダメージ、特殊耐久が1.5倍になります。前作までのカビゴン環境の崩壊や、エスパータイプなどを環境から消しているポケモンです。
ゲンガー
ゲンガーは、高い素早さから催眠術を使用することが出来るポケモンです。攻撃技の範囲も広く、シャドーボールと気合玉でほとんどの範囲を見ることが出来ます。また、素早さがガブリアスより早く、特性で地面技を無効に出来るため、構築に組み込みやすいポケモンとなっています。
ヒードラン
バトレボ環境で新たに登場したポケモンです。バトレボ環境は、ガブリアスを筆頭した、ドラゴン環境になっているため、相対的に鋼タイプも強力な存在になっています。その鋼タイプミラーに対してヒードランが強いため、最上位のポケモンとして君臨しています。
ギャラドス
ギャラドスは、バトレボ環境でも3世代後期環境に引き続き、全抜きを狙うポケモンです。繰り出し性能が高く、サイクル戦でも使用出来るため、様々な構築に組み込むことが出来ます。
メガヤンマ
メガヤンマは、バトレボ環境ではゲンガーと並ぶ高速催眠ポケモンです。ゲンガーよりもさらに攻撃的な性能のポケモンで、一度決定力を発揮したら、一気に勝ちが近づきます。
スイクン
スイクンは、高種族値で無駄のない配分のポケモンです。タイプは水単なため、安定した性能を持っています。
ソーナンス
ソーナンスは、バトレボ環境ではガブリアスを処理するポケモンとして使われます。また、ラティオスにも有利を取ることが出来ます。特性により、サイクル戦を無視して戦えるため、唯一無二の存在となっています。
ドータクン
ドータクンは、ガブリアス流しで最高峰のポケモンです。耐性と特性が優秀なので、様々なポケモンを流すことが出来ます。
ラティオス
ラティオスは、3世代環境から引き続き最強のポケモンです。バトレボ環境での決定力は、物理はガブリアスの逆鱗、特殊はラティオスの流星群が基準となっています。拘り眼鏡ラティオスの流星群を耐えれないポケモンは、行動すら許されないことになります。
ライコウ
ライコウは、ゲンガーより素早さが早く、サンダー、スイクンなどの環境上位ポケモンに有利を取れるポケモンです。ライコウは、有利、不利が明確で、行動はシンプルになります。
サンダー
サンダーは、バトレボ環境では、幅広く柔軟に戦えるポケモンとしての役割を持っています。3世代環境では、エースとしての立ち位置が強かったのですが、4世代はオールラウンダーな使い方が一般的です。
メタグロス
メタグロスは、大爆発による1:1交換の性能がメインのポケモンです。半減出来るタイプも多いため、後発から繰り出して使用することも出来ます。
ドサイドン
ドサイドンは、HP、攻撃、防御の種族値が高く、物理タイプであれば、ハードロックにより、弱点を突かれても打ち勝つことが出来ます。特殊にも弱いですが、電気タイプには強いので、スイクンなど一部のポケモンになります。
クロバット
クロバットは、最速の催眠術使いです。種族値に無駄がなく、耐性が優秀で耐久力も高いため、行動は安定しています。反面、攻撃能力に乏しいので、序盤から試合展開を行なって、中盤で切り捨てる使い方が一般的です。
ユキノオー
ユキノオーは、種族値は低いですが、優秀な耐性と天候の霰、幅広い攻撃範囲で戦うポケモンです。物理、特殊、補助技が一通り揃っているため、幅広いパーティを崩すことが出来ます。
ボーマンダ
ボーマンダは、4世代環境では最強の崩しポケモンとして存在しています。しかし、63対戦では選出の関係上、釘付けが出来てしまうため、ボーマンダの崩し能力が発揮しにくいところがあります。
キノガッサ
キノガッサは、種族値は低いですが、キノコの胞子と特性のポイズンヒールが強力なポケモンです。
マンムー
マンムーは、繰り出し性能は皆無ですが、対面性能は高いポケモンになります。ドータクンなど一部のポケモン以外では、流すことが難しいので、有利対面を取ることが出来れば試合の流れを作り出せます。
ミロカロス
ミロカロスは、高耐久水ポケモンとしての役割を持っています。しかし、3世代環境よりも火力が上がってしまったため、純粋に受け出しすることは難しくなりました。バトレボシングル環境では、催眠術と自己再生を持ったエースとしての役割を持っています。

 
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