役割理論
役割理論とは
役割理論は、ポケモン対戦で負けないための理論です。
プレイヤー1
フシギバナ+リザードン+カメックス
プレイヤー2
メガニウム+バクフーン+オーダイルの試合を考えましょう。
1ターン目
フシギバナとバクフーンが対面しました。
ここで、フシギバナがヘドロ爆弾、バグフーンが火炎放射を選択したします。フシギバナはギリギリ耐えましたが、バクフーンはHPが半分ぐらい削れました。
2ターン目
バグフーンの火炎放射でフシギバナが落ちました。
このような試合展開になると、プレイヤー1は、プレイヤー2のオーダイルを倒せるポケモンがいなくなり、負けてしまいます。
この試合でプレイヤー1が負けてしまったのは、先発でフシギバナとバグフーンを対面させてしまったことではありません。交換のコマンドを選択しなかったからです。では、交換のコマンドを選択した場合は、どうなるかを考えてみましょう。
1ターン目
フシギバナとバクフーンが対面しました。
フシギバナは、カメックスに交換します。
バクフーンは、火炎放射を選択しました。
カメックスに少しダメージが入りました。
このような結果になります。カメックスとバクフーンの対面になっているので、この時点では、プレイヤー1は有利になっています。この試合は、お互いにポケモンが攻撃をする、交換するを繰り返し行われる、サイクル戦になります。
これが、役割理論の根幹です。
役割理論は、この交換という選択肢の意味を説明してくれています。役割理論で使用される単語について解説します。
役割
以下に書く受け、流し、封じのどれかに分類される状態が役割を持つといいます。
受け
特定のポケモンに対して、半永久的に繰り出して倒せるポケモンを受けといいます。例えば、卵産みを持ったハピナスは、スターミーを受けることが出来ます。
流し
特定のポケモンに対して、回数限定で繰り出して倒せるポケモンを流しといいます。例えば、眠るを持ったスイクンは、ドサイドンに2回繰り出せるので、流しになります。
潰し
役割ではありませんが、紹介します。潰しは、繰り出すことは出来ないが、対面した場合に勝てるポケモンのことです。例えば、マニューラはガブリアスに繰り出すことは出来ないですが、対面で勝つことは出来ます。この状態を潰しといいます。
サイクル
サイクルは、受け、流しによって試合の中で交換戦が行われる状態です。この交換戦のことをサイクル、サイクル戦などと呼びます。
サイクル崩壊
サイクルが、成り立たなくなった時をサイクル崩壊と呼びます。サイクル崩壊後は、お互いに攻撃を撃ち合う対面戦(潰し)の試合になります。
役割対象
役割を持てる相手のことです。例えば、スイクンはドサイドンに繰り出せるので、ドサイドンはスイクンの役割対象です。
被役割対象
役割を持たれる相手のことです。例えば、ドサイドンはスイクンに繰り出されるので、スイクンはドサイドンの被役割対象です。
役割理論周辺の用語を解説します。
役割破壊
役割を持てる相手に対して、その役割を潰すことを指します。例えば、ゴウカザルにギャラドスが役割を持っていますが、ゴウカザルに雷パンチを覚えさせるとギャラドスの役割を破壊することが出来ます。ポケモンの世代が進むに連れて、役割破壊が可能になってきている(役割破壊が可能=本来は役割関係ではない)ため、役割関係も曖昧になっています。
間接役割破壊
役割関係のない相手のポケモンを削ることです。例えば、ケンタロスでカビゴンと撃ち合い、ケンタロスは倒されてしまってもカビゴンのHPは削れています。そして、サンダーを出してカビゴンを倒す。このような状況を間接役割破壊と呼びます。
役割集中
間接役割破壊と似た用語です。間接役割破壊を狭義にして、場面を絞ったのがこの役割集中です。例えば、メタグロスの大爆発でハッサムと1:1交換をします(間接役割破壊)。その次にガブリアスを繰り出して相手のパーティを崩します。このような状況を役割集中と呼びます。メタグロス、ガブリアスに対して、ハッサムが役割を持っています。同じポケモンに2匹以上のポケモンで負担をかけて相手のパーティを突破する動きが役割集中です。
以上の知識で役割理論は理解出来ると思います。役割理論は、最新世代でも使用されている汎用性の高い理論ですので、覚えておいて損はしません。
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- 決定力指数は、攻撃力の指数となります。計算方法は、攻撃力の実数値×技の威力×持ち物の補正です。 陽気A252振りのガブリアスに拘り鉢巻を持たせた時の逆鱗の指数は、182×180×1.5=49140 となります。 耐久力指数は、耐久力の指数となります。耐久力は、物理の耐久力と特殊の耐久力があります。指数の計算式は、HPの実数値×防御の実数値÷0.411 です。